コラム

― “懐かしいのに新しい” 夜の社交場がブームに ―

ここ数年、「ネオスナック」という言葉を耳にする機会が増えていませんか？
昭和の雰囲気を残しつつ、現代の感性でアップデートされた“新しいスナック文化”が、20代〜30代の若者を中心に人気を集めています。

■ そもそも「ネオスナック」って何？

ネオスナックとは、昔ながらのスナックの魅力――アットホームな空間、ママとの会話、お客同士のつながり――を大切にしながらも、内装・音楽・メニュー・接客スタイルを現代的にアレンジした新しいタイプのスナックのこと。

カフェのように明るい照明やセンスのいいインテリア、クラフトカクテルやワインを提供するお店も多く、
「スナック＝古い・敷居が高い」というイメージが変わりつつあります。

■ 若者がハマる理由

人との距離がちょうどいい
　SNSでは味わえないリアルな会話とつながり。店内では初対面でも自然に話が弾む雰囲気があります。

“ママ”の存在が新鮮
　年上の女性が優しく話を聞いてくれる存在は、若者にとって“心の拠り所”。恋愛相談や仕事の愚痴を話す場としても人気です。

価格が明朗で入りやすい
　チャージ＋ドリンク代のシンプルな料金体系で、初めてでも安心。
　「友達と行ってみたらハマった」という声も多数。

写真映え＆カルチャー性
　昭和レトロな看板やネオンサイン、レコードのBGMなど、“エモい空間”としてInstagramやTikTokでも話題に。

■ ネオスナックの代表的スタイル

若手ママ・マスターが営む新世代スナック
　20〜30代が運営する店舗が増加。フレンドリーでフラットな雰囲気が特徴。

テーマ性のあるスナック
　音楽・映画・アート・サウナ・アニメなど、共通の趣味でつながる“コンセプトスナック”も登場。

昼スナック・イベントスナック
　昼間に営業する「昼スナ」や、週末だけ開く「ポップアップスナック」も人気。

■ スナック文化の再発見へ

ネオスナックブームは、単なるトレンドではなく、人と人がつながる場所の再評価とも言えます。
忙しい日常の中で、誰かと自然に話せる空間――それが、スナックの持つ“温かさ”です。

令和の時代、スナックは進化しながら、また新しい世代に愛され始めています。
あなたも次の週末、“ネオスナック”の扉を開けてみませんか？